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塩竃市 被災地支援レポート(4)~4月30日午後~

塩竃市 被災地支援レポート(4)

<4月30日午後>

お昼休憩をはさみ、午後2時前にミーティング。次に訪問する避難所は体育館です。
午前中に別の避難所を訪問していた方々と共に向かいます。
支援内容は午前と同じで、医療相談ブース担当、回診担当、
服薬チェック担当、リハビリ担当、足浴担当に分かれて行います。
看護師の中のリーダーさんからは、「音楽療法士さんはぜひ音楽やってください」との指示がありました。

キーボードと歌集に加え、午前中は持って行かなかったお手玉を持参し体育館へ。
(お手玉については塩竃市 被災地支援レポート(1)をご参照ください)

建物の入り口を入ると、まず事務室があります。
代表者が体育館の事務局の方と挨拶をしました。
ロビーには大型テレビが1台置いてあり、その奥に皆さんが寝泊りする体育館があります。

今回は、この避難者の寝泊り場所である体育館の入り口手前に、足浴ブースを作ることになりました。
足浴ブースはテレビから近く、近くの椅子に座ってテレビをご覧になっている方も多くいらっしゃいます。
この日はプロ野球の楽天戦があり、男性が特に多いようでした。

事務所の近くでは、携帯電話を新しく契約する方のためのコーナーがあり、業者の方が来ていました。

準備をしながら感じたのは、午前中に訪れた文化施設に比べて避難者の皆さんに元気がないということです。
入り口が二つあった文化施設は物理的な風通しもよかったのですが、
こちらの体育館は入り口が一つ、その分空気がこもっていました。
それに比例するかのように、避難所全体に流れる空気もどこか余裕のないものでした。
足浴ブースに置く案内板(段ボールにマジックで文字を書いたもの)の表記がわかりづらいことに、
声を荒げる方もいらっしゃいました。
年齢層は、文化施設よりも全体的に高く、ご年配の方が多いように見えました。

足浴ブースの準備が終わると、前回の訪問時に時間が足りずにできなかった方を優先に、足浴を始めました。
避難所全体の年齢層から想定されたとおり、60代以上と見える方がほとんど。
杖を使っていらっしゃる方にも時々お会いしました。

足浴チームの人数は多く、足浴担当、肩のマッサージ担当、お湯の担当など分担しても人数に余裕がありました。
私はキーボードを邪魔にならない所に置き、建物内を一周しました。
音楽を鳴らしても良いような場所は見当たらず、
足浴の近くで弾くととテレビで野球をご覧になっている方の迷惑になると思いました。

そこで今回は、私も足浴に徹することにしました。
足浴については幸いヘルパー2級の実習で経験したことがありました。
またマッサージは割と得意で、私自身も時々肩こりに悩まされることがあるため、
セルフマッサージについて知っていることをお伝えすることもできると思いました。

午前の文化施設に比べ、足浴にいらっしゃる方々も固い表情の方多かったのですが、
足を洗い、マッサージをし、保湿クリームを塗り、会話をし・・・としているうちに少しだけ気持ちもほぐれるようでした。
またこの日体育館では、足浴を終えた方に無料で靴下を差し上げていました。

足浴やマッサージは交代で行いました。
私の手が空いているとき、80~90歳くらいの方が娘さんと一緒に順番待ちしているのが目に入りました。
椅子に座って看護師さんと話されているのを見ると、どうやら認知症があるようでした。

足浴までの時間のお役に立てれば、と思いお手玉を出してみました。
「あら、綺麗ねぇ」「昔、学校でねぇ」その場でお手玉を遊ばれることはありませんでしたが、
お手玉の柄を見比べてニコニコとされました。

「良かったらどうぞ」
5個ほどのお手玉を持って行かれました。

その後も、足浴を待っている方にお手玉を見せると予想以上に反応がありました。
途中で私はマッサージに入り、一緒に来た虹の家のスタッフさんにお手玉を託しました。

数人にマッサージをした後、足浴担当に回っているとお手玉をお願いした方から質問が。
「お手玉、これだけですか?」

気づいたら20個のお手玉は全てなくなっていました。

午後4時すぎまで足浴を行い、4時半には撤収。

病院に戻り、全体で今日の振り返りを行いました。

医療チームからは
「フォローが必要な方の名前がリストアップされているところまでは良いが、全員にはお会いできなかった」
「医療相談にいらっしゃる方を、そのままかかりつけ医にかかっていただくように促すのが課題」

足浴チームからは
「靴下が特に喜んでいただけたようだった」との声がありました。

夕食は病院近くで年配のご夫婦が営んでいるお店へ。
奥さんは「私もそこの病院にかかっていて今日も行ってきたんだけど、
支援に来ている人たちがいるから、お店に来たらサービスしてくれって言われててね」とニコニコ言いながら、
混んだ狭い店内をくるくると動き回っていました。

ツイッターで少し状況報告をし、メールをチェックし、就寝しました。

(塩竃市 被災地支援レポート(5)へつづく)
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